感情と感性と感覚の違い [感性編]
さてさて、続いて
【感性】
とは、、、
印象を受け入れる能力。
物事を心に深く感じ取る働き。
美や善などの評価判断に関する印象の内包的な意味を知覚する能力。
など、色んな辞書が色んな書き方をしていても、共通しているのは、それは能力である。という事。
「感受性」もイコールだと書いている辞書もありましたが、私の中では少し違和感かなぁ。
感受性はもっと受動的と言うか、
あの人は「感性が豊かだね」と言うと、何かに対して感じる力が強いと言うイメージやけど「感受性が豊かだね」と言うと感動しやすい体質ってか、、、
何か有事があった時に、感性が豊かな方は凛として毅然と立っている事が可能だけれど、感受性が豊かな方は泣き崩れてそうなそんなイメージがある。
それに、あの人は「感性が鋭いね」とは言っても
「感受性が鋭いね」とは言わないし。
やっぱり類義語ではあれど、同義語では無いと思う。
語釈って難しいなぁぁぁぁ!!!!
ちなみに、ブリタニカ国際大百科事典では「感性」を
《時間と空間に本質的に制約されている物質的対象からの刺激を,感官を媒介として受入れる精神の認識能力》
って書いてるけど、
Wikipediaの方では「感覚」の項目の中に
《カントは、我々に表れる感覚が全て時間と空間の形式において現れるって純粋理性批判で書いており、感覚は全て例外なく、空間の中の何かある物の刺激によって、時間の中で、我々に生じるという性質を持っている。》
って書いていて、上の2つ同じ事じゃね????
って思っていたらそれもそのはず、感性は、英語では言葉がないんですと!!
一番似ているSensitivityに訳される事が多いけれど、学会などでは”KANSEI”と日本語のまま言うそうです。
なのでブリタニカ国際大百科事典はSensitivity=感性 sensation=感覚で翻訳してるのでこうなってるみたい。。。
ちなみに感性を磨くはRefine your tastesでテイストなんやよね。
でも感性はセンスかって言われたら違うし、テイストかって言われても違うからやっぱり感性は”KANSEI”なんやろうな、、、
気になって調べていったらデジタル大辞泉の方には感性の欄にカントの↑の話が書いてたし、、、
やっぱり辞書は日本製を読むべしって事なのか、、、
う~~ん語釈奥深し!!
って、イカーーン!!このままでは感情と感性と感覚の違いを書く前に言葉の海に溺れてしまう、、、(; ̄д ̄)
私がしたいのは各社の語釈の違いを調べる事ではなく、自分の中に語釈を作ることなので次へ行こう。。。( 。-ω-)
次に、
「また、感覚に伴う感情・衝動や欲望。」
とも書いていて、ここ↑↑が私も引っかかってしまった「これは感情なのか感性なのか問題」の発端だと思うんやけど
感覚に伴う感情=感性
の方程式で行くと
美しいと言う印象を受け入れる能力はもちろん感性であるのはモチロンのこと
「き、、、汚い_:(´ཀ`」 ∠):」と感じた感情も感性と言うこと、、、
でも、それって何か違う気がする。。。
って所で、私の中では、ピカソの絵を見て「美しい」とも「美しくない」と感じるのも感性だけど、100人いて100人が汚いと思う部屋を「汚い」と感じるのは感性ではないと、そんな解釈になるのではないかと思う!!
嬉しいと思う気持ちは感情かもしれないけれど、嬉しいと感じれる気持ちは感性やと言うか、、、
例えば、同じコトが起きたり同じものを見て、どれだけ美しいと感じれるか、嬉しいと感じれるかは人それぞれな訳で、その量(?)が多い人を感性豊かな人間と呼ぶのでは、、、と思ったり。
感性の働きがよい人は、直感が働くと言っている人もいて
私の尊敬している人も「直感は感覚でなく思考のもっと先にあるもの」と言っていたので、そこらへんも感情・感性・感覚の違いを見極めるときのポイントになるのかとも思う。
感情動きまくってる時は直感鈍ってそうやもんな、、、( 。-ω-)
ちゅうか、5日前は「感情・感性・感覚」を詳しく紐解いてみたら全く違うやないか!!!
よく恥ずかしげも無く感情と感性を並べて書いたもんだね!自分!!
と分かった気持ちになってたのに、より深く掘っていったら、
もう、完全な沼だぁぁぁぁ。な気持ちの今( TДT)
まっすぐになったと思った糸をアップで見てみたら、まだほつれがあって、それを直そうとして逆に大惨事に_:(´ཀ`」 ∠):、、、
なんてことはよくある(?)ことで
解明に取り掛かって、一度は分かった====!!!!
と思ったものの思考の少しのほつれが気になって、そこに注目するとどんどん沼にはまっていく現象に襲われている今日このごろ。
I NEED 言葉の海を渡る舟『大渡海』_:(´ཀ`」 ∠):!!!!
先に映画を見てしまって原作はまだ読んでいませんが、すごく良い話でした!!↑
「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」
「海を渡るにふさわしい舟を編む」
松本先生の名言です( TДT)!!!!
完全に言葉の沼にはまってる現在ですが、
自分の思考の軸X体験X感覚とイコールなものが、自分の中にピッタリ来る語釈であり、各自の語釈が違うと言うのも一つの正解なのかも知れんな。。。
とか新しい考えと戯れながら時間を過ごすのが結局私はスキなのだろうなぁ。
ってことで沼にはまってる現象には気づかない振りをして
次は[感覚]をまとめます!!→